2016年08月27日

忘れもの

光陰矢の如し!

8月も瞬く間に過ぎようとしている今日この頃。
空を仰げば、高田敏子さんの「忘れもの」という詩が、

ぽっかり浮かんでくる・・・



入道雲.JPG




「忘れもの」  高田敏子

入道雲にのって
夏休みはいってしまった
「サヨナラ」のかわりに
素晴らしい夕立をふりまいて

けさ 空はまっさお
木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている

だがキミ! 夏休みよ
もう一度 もどってこないかな
忘れものをとりにさ

迷い子のセミ
さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に
くっついて離れない波の音




虹が!.jpg



まっさおな空、セミ、麦わら帽子、 波の音、


今は亡き祖父母や父と過ごした
遠い日の夏がよみがえる...



入道雲にのって〜


心の中の大切な人の笑顔が
虹のように現れ消えていった。


  by ハッチ




ラベル:青森
posted by 道端ハッチ at 15:00| 青森 ☀ | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする